今からもう20年以上も前になるか、2000年代のはじめにイギリスに留学していた。
それについては別に人に語るようなことは何もない、と思ってたけど、当時のことを最近思い返すとやっぱりいろいろあったなあと懐かしくなることもあり、まあ人に語る必要はないという気持ちは変わらないけど、備忘録的に書いておきたいという気持ちが少しずつ高まってきて、じゃあ書いとくかということで思い出しながらちょっとずつ書いてこうと思う。
知ってる人が読んだら身バレするだろうけど、まあいいか。
留学はあこがれから始まって、渡英すぐの夢のような楽しい暮らし、現実を知って失望、苦しすぎて鬱、現実逃避、脱出への渇望、とか、いろんな経験をした。
また留学したいかと聞かれたら、ぜったいやりたくない。
けど、今は当時よりももうちょっと落ち着いた感情で当時を思い返せると思う。
懐かしいんだよなあ、あんな大変だった日々が。
いつか僕の脳のニューロンが死滅して、このメモリが完全消滅してしまうのはちょっと寂しい気がしたので、デジタルメモリにコピーするような気分でブログを書いていく。
繰り返しになるけど、誰かに聞かせたいってわけじゃない。
ちなみに留学して一端の何者かになれたかといえば、そんなことはなかった。
学位取っただけじゃ、大成はできない。
これが僕が留学で学んだ最大の真理だった。